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ミッシングパーツ 感想

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クリアしました。全6話構成で最初に発売した
ドリキャス版は2話ずつ計3回に分けて発売され、
のちのPS2版は3話ずつで計2回に分けて販売。
PSP版は小分けされてた全6話が一枚のUMDに
収まり太っ腹で大変ボリュームがありました。

1話だいたい10時間でクリアまでは50時間強。
しかし、まるで長いなと感じずに読んでると
作品に没頭しており、エンディング間際には
終わってしまうのか…と涙がこぼれました。

いいADVやRPGのクリア間際になるとずっと
この世界を味わっていたくなるのが不思議だ。

■気分はアナタも名探偵■

事件に次ぐ事件、それを解決するために奔走
するのですが、プレイヤー次第でお話が変わるのが
素晴らしい。ガラっと変わるものでもないけど
「あれはどうなったの?」と事件は解決したけど
小骨が刺さったようなモヤモヤ感が残ったりします。

(クリア時にそれまでの捜査や推理の結果によって
探偵としての評価が出るのですが、この評価で
お話の結末が少し変わります。モヤモヤ感が残る
場合は大抵探偵としての評価も低く終わる)

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歩き回って手がかりを、話を聞いて情報を集め
推理して謎を解く。単純明快なシステムで、
移動形式も選択式で時代を感じるし、やってて
面倒くさいんだけど足で情報を手に入れてる
気分になれて探偵気分を味わえました。

玄関→中に入る→受付→エレベーターホール→乗る
と一つ一つ移動する場所を選ばないとならない感じ。
大分古くさいシステムです(褒め言葉)

最後の謎解きは歯ごたえのあるもので昨今の
ADVでは出会えないもんがありました。
攻略とか見たくなるけどグッと我慢我慢。

ただ、最後の難易度は高いけどそれでも
クリアできないものじゃない。参考までに
自分が今まで難易度で投げたADVは2つです。
(DCの探偵紳士DASHとPS2の雨格子の館)

補足するとクリアはできるけどランクAでの
クリアは難しいです。例として白髪を渡されて
連想される二桁の数字が思い浮かばないと×。
自分はこれだけ解けませんでした\(^o^)/

■魅了されるキャラクターたち■
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岸上大策さんの描くキャラデザが素晴らしい。
可愛い女子はもちろん渋いオジサンを格好良く
仕上げられてて、とても気に入ってしまいました!

女性もただかわいいだけじゃなく色っぽい
お姉さんは妙に艶っぽく描かれててすげーのよ。

登場人物も多いけどキャラの描き分けが秀逸で
男同士の友情もグッときます!けど、行き過ぎな
感じもしてどうもフォモフォモしいような…

シナリオ書いてるの誰だ?と調べると
西ノ宮勇希。あっ、雨格子の館の人だ!と
すげー納得しちゃいましたね。
男同士の友情好きな人オススメですよ

■期待を裏切られるシナリオ■

裏切られます。いい意味でも悪い意味でも。
お前のこと好きだったのに!なんでだよ…!?と
ゲーム画面を見ながら軽く茫然自失でした。

全く考えなかった、考えたくなかった展開。
そんな体験ができるゲーム。大名作でした。
探偵物のアドベンチャーが好きなら遊ぶべし。
いやアドベンチャー好きなら遊ぶべし!

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ただ残念な点が2つあります。1つはとても
魅力的なキャラを描いた絵師の方がすでに
活動してなさそうで、今後新作などでこの方の
作品に出会える可能性が低いこと。

(久遠の絆や風雨来記など昔の作品で出会うことは可)

それともう1つはめちゃめちゃいい作品なのに
自分が話す相手がいないこと!(笑) ヒロインは
「潤・京香・成美・涼雪・睦美」誰だと思う?
とか話したいのに!話したいのにー!

このゲーム、ヒロインポジが哲平ちゃんな
気がしてなりませんが(笑) 個人的に最終兵器
菜々子にも見習いとの浮いた話が見たかったし、
梨沙さんの救いのなさは薄幸すぎた…。

次回作作ってください!FOGさまー!!

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