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夏の終わりと流行り神

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シリーズの集大成、完結編にあたる流行り神3を
クリアしたので1、2に続き感想を書きます。
(以下、ネタバレ成分は薄めですが気になる方は
見ないことをオススメします)

まず、システム周りが大幅に向上して快適さが
グッと上がりました。前々から欲しいと感じてた
バックログからの読み返し機能がついて、いつでも
前の文章に戻ることが可能に!これでちまちまと
セーブしなくても良くなって嬉しい。

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巻き戻っての再開が可能ッス!

それと流行り神シリーズのウリの一つである
選択肢での分岐。これも親切にもどこの分岐先を
まだ見てないと一目でわかる「分岐ツリー」が
追加されました。所謂フローチャートですね。

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これで既読率100%も夢じゃない!

◇二転三転したキャラデザ◇

ふり返るとキャラ絵がよく変わるシリーズだったなと。
絵なのでどこかしら変わったりはあるだろうけど、
もう別人って言われてもおかしくない変わり方で…
それがいい方向に行ってるキャラもいるけどね。

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2の感想の時に苦言を述べたヒロイン間宮ゆうかも
おばちゃんから女子大生っぽくなりました。
他にも2の時に見た目が残念だったキャラたちが
軒並み改善されてて良い感じになってますぜ!

ただ、主要キャラは良くなったけどサブキャラは
シリーズで一番気持ち悪かった。他作品を例に出すのは
よろしくないけど逆転裁判4でハミガキ見た感じを
思い出しました。もう生理的に受け付けない感じ…。

軒並み主要キャラが良くなってるのでより勿体ないヨ。

◇怖さへのマンネリ◇
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3まで続けて遊んだってのもあるけど怖がらせる
表現の仕方に慣れを感じて、怖く感じなかった。
一つ一つを切り取ると怖いんだけどまたこれか~
と云った感じで…。あと3から3Dで表現する場面も
加わったのですが、これがちょっと違うかなと。

ADVの中にポリゴンは要らないと思う古い人間って
のもあるけど、題材がオカルトなので妙に変に感じた。

またオカルトからスプラッタ方面に移行してるので
CEROとの兼ね合いか今まではあった死体の描写も
文字だけの場面もあってうーん…。せっかくゲームで
プレイしてるのにゲームの良さを消してるよね。

文字だけなら小説読めばいいんだしさ。

2同様3もボリュームが増してて文章量も多い。
けれど1が一番怖かったことも考えると、ホラーな
文章量が多い=怖さも増す訳でもないんだな~と。
文章が長いので怖がってる時にまた次の怖さが
やってくる「怖さの積み重ね」がなくなってしまった。

それと1は都市伝説の話を上手く盛り込んでたけど
2、3と続くうちに章のタイトルが適当に感じた。
1が取り扱ってるテーマとしてコックリさんなど
自分でも聞いたことのあるオカルトで興味が湧くけど
3は高額バイトとかタイトルからしてワクワクしない。

この辺は最初に有名どころをやっちゃったので
しょうがないってのもあるんだけどね。うむむ。

◇総括◇

1から2へはパワーアップを感じなかっただけに
新要素追加や音楽も一新してて力が入ってるのに
一番面白くないと、ADVは全てテキストなのだと
実感する作品になってしまった。残念無念…

シリーズ全てやって思ったのは1だけやれば良いこと。



でも、こっそりPV置いときます。
1のデキがシリーズで一番残念なことになってたら
とんでもないシリーズになってたよ、ホント。

だけど色々苦言も云ってきたけど好きなADVです。
もっとゆうかや賀茂泉さんが純也くんと恋愛的な
雰囲気になるのも見たかったな。実質ヒロインが
小暮さんなんだよね…。いやそれも良かったけどさ(笑)

実に惜しいシリーズでした。独特のオカルト路線と
それに連なる作品の雰囲気、魅力的なキャラたちを
考えるともう少し上手くできた気がして仕方ない。
もったいないお化けが出そうだよ!小暮さーん!

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