逝年 感想 ★日常 本 2018年08月14日 最近、一日30分決められた時間に読書をすると良い習慣になると知ってマネしているゆた。です。こんばんは。そんな訳で少し前に映画も観に行った石田衣良原作娼年の続編「逝年」を読みました。 映画を観るまで続編があるなんて全く知らなかったんだけど、これが読んで正解でした。娼年は青年が娼夫として働き成長していくお話で、正直変わったテーマで惹かれはしたけど、どこかプロローグ感があった。 なんか物足りないな~ってね。 こういう不満も逝年を読めば解消で2冊読むことで完結でした。娼年は娼婦としての仕事の話が主だったけど、今度はクラブの再建の苦労やより重いテーマで性同一性障害やHIVの話も身近な話題として出てきます。 重いテーマなんだけど丁寧に扱っててかつ救いのある話にまとめてて凄いと単純に思った。映画の感想で"恵"が可哀想と言ったけどこれも変わったし。 「女が男を買い欲望を満たす」っていう部分に目が行っちゃうけど、読了するとすごく純愛なお話で泣けてしまった…。 それと人間が年をとることって良い事、素晴らしい事だったんだな~と思える良書でした。年取った女性が素敵って日本だとなかなか聞かない考えだけど、石田衣良はよくぞ書いてくれたよね!(熟女好きは語る) 娼年読んだけど逝年はまだって人は絶対に読むべし!感想が変わるよ!こっちもぜひ映画化して欲しい。 PR