さみだれ映画三昧 ★日常 映画 2018年05月04日 どうも、黄金町のミニシアターに行ってからというもの映画を観るのが以前より楽しいと感じる男、ゆた。です、こんばんは。今までは最寄りの映画館でやってるものしか目が行かなかったけど、ミニシアターにも世界が広がると、この映画面白そう~って思う場面が前よりも多くなったんだよね。自分の中の映画アンテナが一本建った感じ!ってな訳で、最近観た映画の感想のお時間。~ザ・スクエア 思いやりの聖域~有名美術館のキュレーターが主人公のお話。キュレーターって何?って思った人は仲間だけど(笑)、展覧会の企画をする人でそんな彼に起こる悲劇喜劇を描いた作品。ゆた。の乏しい感性だと北欧スウェーデンの映画だからほのぼのとして観るとほっこりできるような、思いやりで溢れた作品だと思ってました。が、観てビックリ!終始ゾワゾワして見終わった後は胃が重く思いやりも聖域もなかったと感じるもので、スウェーデンの映画ってこんなにも皮肉でブラックなんだと思い知らされましたよ。ブラックな風刺を笑えるか否かで評価が変わると思う。所々ニヤリとする場面もあったけれど、150分は長く己の心を試されているかのようだった。他人への無関心さや無意識の中での差別。散々お金はないとあしらっていた物乞いにもお金がある時は景気よくあげたり、悪いことも誰かが一緒だと悪ノリしてやってしまう。この映画を観てて気まずいのは、いつ自分にも同じような事態がふりかかって来てもおかしくないってこと。現実離れしたエピソードなら自分と違いすぎて笑ったりもできるけどねー。見終わっての気分は最悪に近いものだったけど、でも色々考えさせられる。陳腐だけど思いやりもへったくれもない世界だからこそ、そういうものも大切にしなきゃならないなーと。でも、劇中のゴリラーマンのシーンみたいな事が起こったら自分も何もできないと思うわ…助けを求めてる人がいるけど、周りに人がいっぱい居たら自分じゃなく他の誰かが助けるだろうって気持ち。これを周りの皆も持ってたら誰も助けない事になるよね…監督のこの作品の意図が現代社会の問題への警鐘だとするなら見事に刺さってしまいました。さて、胸に"重い槍"を受けてしまったので気分を変えてもう一作観てきましたよ。~レディ・プレイヤー1~スピルバーグ監督作品。2045年の世界のお話で世界は荒廃してしまい、地球上の大半の人たちは「オアシス」と呼ばれる仮想現実の世界に入り浸っているっていうストーリー。仮想現実。つまりゲームを通して恋や友達との絆を感じさせてくれる作りでゲーム好きなら必見の映画。ゲーマーなら熱くなるパロディや小ネタがこれでもか!ってぐらい盛り沢山です。ガ○ダムやスト2のリ○ウなどなど…オタクだと言うことを周りに隠してるので友達と行かなくてよかった。友達と言ってたら「Wow!マスターチーフ!?」と鼻息荒く叫ぶ自分の姿を見られる所だったわ。せふせふ。一度見終わって隠れキャラクターを調べてみると「え!こんなのもいたの!?」ってキャラも多いので何度も観たくなる映画。悔しいのはキ○ィちゃんを発見できなかったことか。あれだけ目立つキャラを見逃すなんてなぁ…こんなにワクワクした映画は初めてだった。映像の迫力もスゴいし、自分は2Dで観たけど3Dや4DXで観たら最高だと思う。まじで。いい意味でも悪い意味でも自分の記憶に残るであろう映画2作品でした。レディ・プレイヤー1は映画館で観るのをオススメしますよっ! PR